ジュエリー選びで見落としがちな「石の硬度」
ジュエリーを選ぶとき、色やデザイン、価格を重視される方は多いと思いますが、実は「石の硬度」も長く愛用するうえでとても大切なポイントです。
硬度が低い石は、日常使いの中で細かな傷がつきやすく、逆に硬度が高い石は比較的傷に強く、毎日身につけるアイテムに向いています。今回は、宝石の硬度を表す「モース硬度」の基礎知識と、Bellisで扱う天然石を例に、普段使いに向く石の選び方、お手入れの基本を詳しくご紹介します。
モース硬度とは?
モース硬度とは、鉱物同士をこすり合わせたときに、どちらが傷つきやすいかを基準にした硬さの指標です。
1(もっとも柔らかい滑石)から10(もっとも硬いダイヤモンド)までの10段階で表され、数字が大きいほど傷がつきにくいとされています。ただし、モース硬度はあくまで「引っかき傷への強さ」を示すものであり、石の「割れにくさ(靭性)」とは別の指標である点には注意が必要です。硬度が高くても、劈開性(へきかいせい|特定の方向に割れやすい性質)を持つ石は、強い衝撃に弱い場合があります。
Bellisの天然石を硬度別にみてみましょう
硬度8以上|非常に丈夫で普段使いも安心な石
アレキサンドライトはモース硬度8.5と非常に硬く、傷に強い石です。昼と夜で表情を変えるドラマチックな輝きを楽しみながら、日常的に指にはめていただいても安心感のある硬度と言えます。
またダイヤモンドはモース硬度10で、天然石の中でも最高の硬さを誇ります。Bellisのスライスダイヤモンドやフルエタニティローズカットダイヤモンドも、この硬度の高さゆえに毎日身につけるリングとして選ばれています。
硬度6.5〜7.5|日常使いに向くバランスの良い石
パライバトルマリンはモース硬度7〜7.5、アイオライトサンストーンに使われているアイオライトも同じく7〜7.5前後の硬度を持ちます。石英(クォーツ)に近い硬度で、日常生活の中で軽くぶつけてしまう程度であれば傷がつきにくい部類に入ります。
ただし、キッチンでの作業や運動時など、硬い物への接触が多い場面では、あらかじめ外していただくとより安心です。
硬度6前後|取り扱いに少し気を配りたい石
オレゴンサンストーンなどの長石(フェルスパー)系の石は、モース硬度6〜6.5程度です。決して弱い石ではありませんが、硬度7以上の石と比べると細かな傷が入りやすいため、他のジュエリーと重ねて保管しない、硬いものとの接触を避けるといった配慮があると、輝きを長く保つことができます。
硬度を踏まえたお手入れの基本
硬度に関わらず、天然石ジュエリー全般に共通するお手入れの基本をご紹介します。
1.着用後はやわらかい布で汗や皮脂を優しく拭き取りましょう。汗や汚れが付着したまま保管すると、金属部分のくすみや石の輝きの低下につながります。
2.保管の際は他のジュエリーと触れ合わないよう、1点ずつ袋や仕切りのあるケースに分けて収納するのがおすすめです。特に硬度の低い石を、ダイヤモンドなど硬度の高い石と同じ場所に無造作に入れてしまうと、こすれて傷がつく原因になります。
3.香水やハンドクリーム、洗剤などの化学製品は、天然石の表面を傷めたり変色させたりする可能性があるため、ジュエリーを着用する前に使用を済ませておくと安心です。
お風呂や睡眠時、スポーツをする際は外していただくことで、思わぬ衝撃や薬剤による劣化を防ぐことができます。
まとめ|硬度を知れば、ジュエリー選びがもっと楽しくなる
モース硬度を知ることで、「毎日つけたいリング」と「特別な日に着用したいリング」を使い分けるヒントが得られます。Bellisでは、アレキサンドライトやダイヤモンドのように硬度の高い普段使い向けの石から、オレゴンサンストーンのような表情豊かな石まで、幅広いラインナップをご用意しています。石の個性を理解した上で、ご自身のライフスタイルに合った一石を選んでいただければ嬉しく思います。


